男の子5人が主役 無形民俗文化財原の天狗まつり 秩父・荒川白久/埼玉

秩父市荒川白久で2009年11月21日、「原の天狗まつり」が原地区の山の中腹で行われたと埼玉新聞で記事になっていました。

山の生活を守る神の代表として天狗さまを小屋に迎える行事。以前は各地でおこなわれていたそうですが、現在は、この原地区だけに残る伝統行事とのことです。

以下、記事を抜粋します。

事前に3本のスギの木で高さ10㍍ほどの三角錐(すい)の塔を建て、先端に麦わらで束ねた「天狗の枕」を取り付け、その下に竹、ヒノキの葉っぱ、麦わらで「天狗小屋」を作った。

 21日午後、男の子たちは近くにあるお宮を参拝し、小屋にこもって遊んだ。夕方、山を下り、夕食を食べ、小屋に戻った。午後6時30分、大将役の男の子の太鼓に合わせ、4人が「かしをくれるぞー」と数十回、大声で叫んだ。次々に山に集まってきた人たちに菓子を配ると、再び「燃すぞー」と十数分、繰り返し叫んだ。この後、小屋に点火すると、またたくまに燃え盛った=写真。 


広い意味でのマレビト系神事ではないかと類推します。
姿を見せない神をもてなすという点で能登のあえのことにも似ています。
最後に小屋を燃やすのは、どうにでも解釈できそうですが、強いて言うならば、山の神がもたらす再生の力のようなものを象徴しているのでしょうか。

おそらく、この山の神が「天狗」となったのは近世ないし中世以降ではないかと想像します。本来は山の神といえばヘビ神でした。ヘビは脱皮を繰り返すことで再生を象徴します。ヘビの古語であるカガチは、1本足の畑の守り神、案山子(カカシ)との関連性も指摘されています。カカシの語源は、ケモノの毛皮を燃やし、そのにおいで動物を追い払う「嗅がし」が語源だという説もあります。

そこまでいくと想像を広げ過ぎのような気がしますが…。
ともあれ、現在でも、このような行事が続いているのは大変立派なことです。

【ニュースソース】
http://www.saitama-np.co.jp/news11/23/04%82%8C.html

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