パーントゥ現る 宮古島市平良島尻/沖縄

宮古島市平良島尻の伝統行事「パーントゥ」が2008年10月26日夕から夜にかけ同集落内で行われたと琉球新報などで記事になっていました。27日も行われるそうです。

「パーントゥ」とは、全身がくさい泥にまみれ、仮面をかぶった三体の神が集落内の人や物に泥を塗り厄払いをする伝統行事。毎年、旧暦9月ごろに出現し、住民や民家などに泥を塗って厄払いをし、幸福をもたらすとされます。

26日午後5時ごろ、三体のパーントゥが集落のはずれにある「ンマリガー」(生まれ井戸)から姿を現します。パーントゥはキャーンと呼ばれるつる草で体を覆い、三体そろってムトゥと呼ばれる三カ所の家を回った後、三方に分かれて集落内に移動。この1年で新築した牛小屋や住民らに泥を塗り、集落中の厄を払ってまわったとのことです。

いわゆるマレビト(来訪神)信仰の一種…と、片付けるわけにもいかない独特の習俗ですが、ほかのマレビト信仰との共通点をいくつか挙げておきます。
ひとつは、草で身を覆うという点。ナマハゲはケデと呼ばれる藁の装束を身にまといます(蓑とは似ても似つかぬものですので注意)。スイスやブルガリアなどヨーロッパにも同様の行事がありますが、こちらも草などを身にまといます。
もうひとつは、水から生まれる点です。ナマハゲなどは「山から来る」とも言われますが、一部地域では「海から来て山に行く」ということも言われます。福井県のアッポッシャなどは海の底にある茶釜からやってくると言われます。
泥を塗る、という点では長崎県五島の砂鬼サンドーラとの類似も気になります。サンドーラも、ほぼ同じ時期に行われる点でも共通しています。

【ニュースソース】
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-137530-storytopic-5.html
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-10-27-E_1-005-2_005.html?PSID=7c553295a73293e7dd5c3ace78f05e8a

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