10月10日は大根の年取り/福島・宮城

福島(宮城でも一部)では、10月10日を「大根の年取り」として、大根を抜いたり、食べたり、近づいたりしてはいけないという俗説があるようです。

「ムジナの祝言」だとか「キツネの嫁入り」だなどと呼んだり、また、地域によっては「菜っ葉の年取り」だとも言うそうで、地域によっては白菜もとってはいけないということです。しかし、白菜が日本に入って来たのは明治以降ということなので、「白菜」が対象野菜になったのも、おそらくその時期以降でしょう。それ以前は、きっと別の菜っ葉が対象だったのではないかと想像します。

福島市では、神棚に2股の大根を捧げる習慣があり、これは大昔、大黒様(出雲大社の祭神)が餅を食わされてひどいめにあったとき、2股の大根を食べたら治ったことに由来するとか。ちなみに、10月10日前後は、家の入り口などに餅を飾る習慣があります。これは、釜の神(オカマさま)が出雲に旅立つので、オカマさまの弁当がわりとして飾るという地域。あるいは、神無月で神がいなくなってしまうので、悪魔や鬼が入ってこないようにと餅を飾る地域とがあります。もし、大黒様が餅を食べてひどいめにあったのだとしたら、きっとどこかで手違いがあったんでしょうね。

少し変わったところでは、『宇津峯山麓の民俗』に記載の福島県須賀川市のもの。
10月10日は、八槻様が大根畑にいる日。戦いの時に大根畑に隠れたため、この日に大根畑に入ると大根にすじがはいるため、この日を過ぎてから収穫する。

また、場所によっては「大根の年取り」の部分がないものもあります。
石城郡田人村では「むじなのご祝儀」とも「狐のご祝儀」ともいい、この日は、人のご祝儀はしない。むじなは膳貸せ、椀貸せと鳴く。

これらについて
怪異・妖怪伝承データベースを参考としました。

【ニュースソース】
福島
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/C0410531-000.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/1420157.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/1420106.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/1420105.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/1420018.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2360300.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2181094.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2181036.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2366187.shtml
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2366186.shtml

宮城
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/C0410531-000.shtml

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